1.渡り腮構法の納まり
前回まで説明してきた、伏図・軸組図を中心に進める設計方法は、大工塾で続けてきた実験と構造解析の上に成立しています。構造解析の上に成り立つ設計方法を実現するための技術、その納まりを、基礎・軸組み・床と屋根・壁と順に解説します。
2.共同の論理
木造住宅の建設は、多くの共同の上に成り立ちます。では、共同とはどのようなことなのか、どうような状況で成り立つのか、そこにはどのような論理があるのか、そこの本質を考えてみたいと思います。
3.渡り腮構法の展開
渡り腮構法は、解析された一つの構造システムの理論の上で、多様な個別の住宅を設計しようとする姿勢です。一つの構造システムと多様な個別の住宅、この関係をどのように展開してきたのか、丹呉事務所で設計した住宅を概観しながら考えます。設計の創造性とは何か、がテーマです。
4.標準施工法の解説
標準施工法は、現場でどのように施工するのか、どこに注意するのか、どこを重視するのか、杢人の会で原案を作ってまとめたものです。まだまだ、製作途中のものですが、それぞれの現場で検証して、進化させてゆきたいと考えています。
5.大工の手法ー大工の視点
兼定さんは、郡上八幡で設計者の奥さんと二人三脚で活動している大工さんです。設計と大工の関係・大工の考えること・どこを大事にするのか、等々語ってもらいましょう。
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