1.疑問を考える−渡り腮構法の考え方
渡り腮構法は大工塾で追及してきた木構造の基本的な考え方を、構造システムとしてつくり上げた構法です。設計塾の木構造も渡り腮構法をベースに展開されます。
渡り腮構法の基本的な考え方を解説して、どのように木構造を学んだら良いのか、考えます。
2.木構造(2)
前回の講義(木の基本的な性質と木構造の特質)を基礎に、木造住宅の構造計画の方法論を解説します。
3.疑問を考える−日本の住宅政策の問題点
どのような木造住宅を指向するのかという疑問は、日本の住宅事情の評価に突き当たります。戦後の日本の住宅政策がどのようなものだったか、そこにどのような問題が生じたのか、その問題群を当事者として捉えて、どのような住宅造りを目指せばよいのか、考えます。
4.原寸図の描き方
造作の原寸図を実際に書いてみて、木はどのように使われてきたのか、どのように使うのか、大工の考え方を学びます。
5.大工の手法
杢人の会の富澤さん、池上さん、原さん、藤岡さんに墨付けや刻みの手法を話してもらいます。大工の手法から、木造の設計方法を考えます。
|