1.渡り腮構法の展開:丹呉明恭
渡り腮構法は、自主的に決めた構造設計指針にしたがうことを基本姿勢としています。
その設計指針については構造の講義で解説してきましたが、ではその指針に基づいてどのような住宅が展開できるのか、丹呉事務所で行ってきた渡り腮構法の住宅の展開を一覧しながら、木造住宅の設計方法について考えます。
2.渡り腮構法の納まり:丹呉明恭
どんな構造の理論も、現場での具体的な技術に置き換えられなければ意味をもちません。
渡り腮構法は、構造システム論に基づいた構造解析と実験、実験データによる再解析、現場での実践結果を取り入れた再解析と実験、等の多方向のフィードバックの繰り返しの中から具体的な技術としてつくられてきました。したがって、これで完成という形はありませんが、今現在の技術の詳細を解説します。
3.木造技術の系統:丹呉明恭
われわれが目指す木造技術は、どのような技術の系統上にあるのか。
日本の木造技術の系統、物を作るという視点から見た系統、社会的な視点から見た系統、多方面から考えてみたいと思います。
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