10月の大工塾

1)日程

26日(土)

15:00〜16:30

日本の住宅政策の問題点

丹呉明恭

大河原木材 展示住宅

16:40〜18:10

渡り腮構法の展開

18:30〜

懇親会

27日(日)

9:00〜14:30

土壁の温熱環境
伝統的民家における温熱特性と
現代住宅への応用に関する研究

金田正夫

大河原木材 展示住宅


2)講義内容

1.日本の住宅政策の問題点:丹呉明恭
どのような木造住宅を指向するのかという疑問は、日本の住宅事情の評価に突き当たります。戦後の日本の住宅政策がどのようなものだったか、そこにどのような問題が生じたのか、その問題群を当事者として捉えて、どのような住宅造りを目指せばよいのか、考えます。

2.渡り腮構法の展開:丹呉明恭
渡り腮構法は、自主的に決めた構造設計指針にしたがうことを基本姿勢としています。その設計指針については構造の講義で解説してきましたが、ではその指針に基づいてどのような住宅が展開できるのか、丹呉事務所で行ってきた渡り腮構法の住宅の展開を一覧しながら、木造住宅の設計方法について考えます。

3.土壁の温熱環境:金田正夫
民家がエアコンのような機械を使わずに夏涼しく冬暖かく暮らしていた工夫を温度センサーをすえて調査し明らかにしました。他の方がすでに調べていない部分をおこなっていますので初めて触れる部分とおもいます。合わせてその工夫を現代の諸条件の中で現代住宅に応用した実例に温熱上の検証をし、どこまで現代に通用するかをあきらかにします。(金田正夫)

10月の大工塾1
10月の大工塾2
10月の大工塾3

3)講師紹介

■ 丹呉明恭さん
1947年 東京生まれ。丹呉明恭建築設計事務所所長
1989年から秋田杉の産直システム「モクネット」に取り組む。
1993年から山辺さんと伝統型木構造の解析と実践に取り組む。
・「建築家山へ林業家街へ」(和田善行さんとの共著)1998年全国林業改良普及協会
・住宅建築【保存版】「伝統構法を検証する 徹底解析!! 渡り腮構法1〜3」2003年10月号〜2004年2月号(山辺豊彦構造設計事務所との共同執筆)
・「渡り腮構法の住宅のつくり方」(山辺豊彦との共同執筆)建築技術

■ 金田正夫さん
1949年 東京生まれ。無垢里一級建築士事務所所長
1973年 工学院大学工学部建築学科卒業
1973年 図師建築研究所入所
1974年 (株)都市建築計画センター入所
1983年 一級建築士事務所 設計工房無垢里 設立
【著書】
・「住まいの考源楽」ピエブックス


4)会場

■ 大河原木材 展示住宅
住所:埼玉県飯能市小岩井259【Google Map


5)大工塾事務局

■ 大工塾事務局 丹呉明恭建築設計事務所
■ 〒350-1326 埼玉県狭山市つつじ野 2-16-107
■ Tel:04-2955-2637
■ Fax:04-2955-2655
■ Email:info@daiku-j.net
■ URL:http://daiku-j.net


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