1.「中間処理場の見学」 桑原一男
クワバラ・パンぷキンは、総合建物解体業と廃棄物処理業を行う会社です。今回見学させていただく「パンぷキン・デポ」は中間処理場です。建築現場や解体現場から集められた廃棄物は中間処理場でリサイクルされるもの、最終処分されるものに細かく分別されます。住宅を造ることと解体することは、同時に考える必要があります。
桑原一男さんは、著書「平成解体新書」で、建設廃棄物は戦後最大の忘れ物・解体工事はパンドラの箱だ!と、現在の産業廃棄物処理について警告を発しています。ゴミから住宅を見ると、どのように見えるのか、考えたいと思います。
2.「限界耐力計算の建築学会の指針について」 松野浩一
限界耐力計算は、建物の耐力だけでなく損傷状態を変形で評価する計算法で、渡り腮構法のような粘り強い構造システムの安全性の確認には適切な方法です。
限界耐力計算に対する建築学会の指針をわかりやすく解説します。
3.「現場でできるヤング係数の計算法」
ヤング係数は、材木の変形のしにくさを表わす係数ですが、その原理を知れば現場で簡単に計算することができます。必要な梁成を知りたい時、どこにどの梁を使うのか迷った時などに役に立つ計算法です。材木を使って演習をします。
4.「スウェーデン式サウンディング試験の演習と地盤の考え方」
SS試験で地盤の状態を把握して、基礎の設計をすることは、住宅設計の基本です。実際にSS試験をやりながら、記録用紙の記入の仕方、記録のまとめ方、記録から地盤を判定する仕方、それに対する基礎設計、地盤改良の選択等、実践的に解説します。
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