4月の大工塾

1)日程

27日(土)

15:00〜16:00

大工塾の経緯と基本方針

丹呉明恭

大河原木材
展示住宅

16:10〜17:10

自己紹介と大工塾でやりたいこと

17:20〜18:20

木造住宅の疑問を解剖する

丹呉明恭

18:30〜

懇親会

28日(日)

9:00〜10:30

木構造(1)基本知識

山辺豊彦

大河原木材
展示住宅

10:40〜12:10

木構造(1)基本知識

山辺豊彦

13:00〜14:30

渡り腮構法とは

丹呉明恭


2)講義内容

1.大工塾開設までの経緯と講義方針
1998 年から大工塾が始まり、2010 年に九州大工塾と木造設計塾が開始されました。
3つの塾は、連携しながら継続する計画ですが、これらの一連の活動の経緯を概観しながら、大工塾の基本的な方針を考えます。
同時に、大工塾・九州大工塾・木造設計塾・杢人の会の連携のもとで何を目指すのか、について考えます。

2.木造住宅の疑問を解剖する
大工塾や設計塾に集まるきっかけは、実際の現場でいろいろな疑問に突き当たって、それらを解決する糸口を見つけたいという思いが大きいだろうと思います。それらの疑問に対する答えが見つからないと、みずからの設計や大工仕事に確信を持つことができません。まず、どのような疑問があるのか、そこを考えるところから始めたいと思います。
いろいろな疑問を整理してみると、方向性が見えてくるかもしれません。

3.木構造(1)基本知識
木構造を理解するためには、まず木という素材の構造的特性を理解してから、次に構造体の特性を理解することが必要です。木構造の基本的な知識について、木の特性を知ることから解説します。6月と8月に予定している実大試験体の実験をよりよく理解するために、4月と5月で木構造の基本を解説します。

4.渡り腮構法とは
大工塾の講義の中から、生まれたのが渡り腮構法です。会場の展示住宅も、渡り腮構法で建てられています。大工塾の木構造の講義では、できるだけ具体的な技術に結びつけて考えられるように、渡り腮構法を例題として使用します。渡り腮構法とはどのような構法なのか、どのような考え方でできているのか、解説します。

4月の大工塾1
4月の大工塾2
4月の大工塾3

3)講師紹介

■ 山辺豊彦さん
1946年 石川県生まれ。山辺構造設計事務所所長
1993年から丹呉明恭建築設計事務所と木構造の勉強会を行って、伝統型の木構造の力学的解析に取り組む。
・住宅建築「木構造の標準仕様づくり」1998年5月号〜2000年1月号(丹呉明恭建築設計事務所との共同連載)
・建築知識「ゼロから学ぶ『山辺の木構造』集中講座」2002年9月号〜12月号
・住宅と木材「伝統型構法の動的応答解析の試み」2002年4月号(丹呉明恭との共同執筆)
・「渡り腮構法の住宅のつくり方」(丹呉明恭との共同執筆)

■ 丹呉明恭さん
1947年 東京生まれ。丹呉明恭建築設計事務所所長
1989年から秋田杉の産直システム「モクネット」に取り組む。
1993年から山辺さんと伝統型木構造の解析と実践に取り組む。
・「建築家山へ林業家街へ」(和田善行さんとの共著)1998年全国林業改良普及協会
・住宅建築【保存版】「伝統構法を検証する 徹底解析!! 渡り腮構法1〜3」2003年10月号〜2004年2月号(山辺豊彦構造設計事務所との共同執筆)
・「渡り腮構法の住宅のつくり方」(山辺豊彦との共同執筆)建築技術


4)会場

■ 大河原木材 展示住宅
住所:埼玉県飯能市小岩井259【Google Map


5)大工塾事務局

■ 大工塾事務局 丹呉明恭建築設計事務所
■ 〒350-1326 埼玉県狭山市つつじ野 2-16-107
■ Tel:04-2955-2637
■ Fax:04-2955-2655
■ Email:info@daiku-j.net
■ URL:http://daiku-j.net


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