1.実験住宅の温熱環境:永峰章
東洋大学の実験住宅では、永峰章先生によって室内環境の測定が行われました。南北の屋根と外壁の温度変動、室内の温度変動・湿度変動、気密性能等の測定です。今回はそのデータを紹介していただいて、土壁の住宅の温熱環境について考えます。その結果から、木造住宅のあるべき環境性能について考えます。
2.伝統的民家における温熱特性と現代住宅への応用に関する研究:金田正夫
民家がエアコンのような機械を使わずに夏涼しくと冬暖かく暮らしていた工夫を温度センサーをすえて調査し明らかにしました。他の方がすでに調べていない部分をおこなっていますので初めて触れる部分とおもいます。合わせてその工夫を現代の諸条件の中で現代住宅に応用した実例に温熱上の検証をし、どこまで現代に通用するかをあきらかにします。
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