7月の大工塾

1)日程

16日(土)

13:00〜17:00

構造実験(2)
耐力壁の水平加力試験:松野浩一・山辺豊彦

17日(日)

9:00〜14:00

構造実験(2)
耐力壁の水平加力試験:松野浩一・山辺豊彦


2)実験内容

1.耐力壁の水平加力試験

構造システムは、4 つの要素の組み合わせで成立します。
地震や風などの水平荷重に対しては、耐力壁で抵抗し、その際に軸組みに応力が生じます。前回行った仕口の引っ張り試験は、軸組みの基本的な接合方法の耐力を知るものでしたが、今回は耐力壁の試験です。
耐力壁は、抵抗するメカニズムによって4 種類に分類されますが、それぞれが変形の仕方や壊れ方に特徴を持っています。いろいろな耐力壁の性能を比べて、その抵抗メカニズムを知ることによって、構造システムの性能を考えます。
今回は、耐力壁/筋違い・合板・板落とし込み板、床/板張り、の試験を行います。
製作中の土壁の試験は、8月1日〜5日に行います。


3)講師紹介

■松野浩一さん
東洋大学工学部教授
最近の研究テーマ
・大スパン構造の応答制御(免震・制震)減衰機構の研究
・伝統的木造建築物(住宅)の構造性能評価に関する研究
・大規模木造建築物の構造性能評価に関する研究
・川越蔵造り建物の震動特性・減衰機構に関する研究
(東洋大学ホームページより抜粋)

■山辺豊彦さん
1946年 石川県生まれ。山辺構造設計事務所所長
1993年から丹呉明恭建築設計事務所と木構造の勉強会を行って、伝統型の木構造の力学的解析に取り組む。
・住宅建築「木構造の標準仕様づくり」1998年5月号〜2000年1月号(丹呉明恭建築設計事務所との共同連載)
・建築知識「ゼロから学ぶ『山辺の木構造』集中講座」2002年9月号〜12月号
・住宅と木材「伝統型構法の動的応答解析の試み」2002年4月号(丹呉明恭との共同執筆)
・「渡り腮構法の住宅のつくり方」(丹呉明恭との共同執筆)


4)会場

東洋大学川越キャンパス 大型構造物実験棟

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