7月の大工塾

1)日程

25日(土)

13:30 〜 15:00
17:00 〜 18:00
18:10 〜 19:10
20 :00 〜

パンぷキン・デポ(中間処理場)見学
接合部実験と耐力壁実験の結果
N値計算の演習
懇親会

26日(日)

9:30〜11:30
12:10〜14:00

壁量計算
梁断面リストの使い方


2)実験内容

中間処理場の見学

クワバラ・パンぷキンは、総合建物解体業と廃棄物処理業を行う会社です。今回見学させていただく「パンぷキン・デポ」は中間処理場です。建築現場や解体現場から集められた廃棄物は中間処理場でリサイクルされるもの、最終処分されるものに細かく分別されます。住宅を造ることと解体することは、同時に考える必要があります。
桑原一男さんは、著書「平成解体新書」で、建設廃棄物は戦後最大の忘れ物・解体工事はパンドラの箱だ!と、現在の産業廃棄物処理について警告を発しています。ゴミから住宅を見ると、どのように見えるのか、考えたいと思います。


接合部実験と耐力壁実験の結果と考察  山辺豊彦

5月の接合部実験と6月の耐力壁実験の結果を見ながら、構造システムを形成する要素の性能について考えます。


N値計算

建築基準法では、N値計算によって耐力壁の両端の柱に働く引抜力を計算して、その値から接合方法を決めることになっています。N値計算の方法を解説して、演習問題で実践練習をします。


壁量計算

建築基準法では、壁量計算によって必要壁量を求めて、存在壁量がそれを上回っていることを確認することで、地震や風に対する安全性を確認します。
壁量計算の方法を解説して、演習問題で実践練習をします。


梁断面表の使い方

「渡り腮構法の住宅のつくり方」の資料編の梁断面リストの使い方を解説します。


3)講師紹介

■桑原一男さん
1944年生まれ。クワバラ・パンぷキン代表取締役。
1971年から1991年まで、さいたま市(旧与野市)市議会委員、5期議長を歴任。
・「平成解体新書」日報出版
・「建築廃棄物 GIRRAD(ギラッド)」日報出版 他

■山辺豊彦さん
1946年石川県生まれ。山辺構造設計事務所所長
1993年から丹呉明恭建築設計事務所と木構造の勉強会を行って、伝統型の木構造の力学的解析に取り組む。
・ 住宅建築「木構造の標準仕様づくり」(丹呉明恭建築設計事務所との共同連載)
1998年5月号〜2000年1月号
・建築知識「ゼロから学ぶ『山辺の木構造』集中講座」2002年9月号〜12月号
・住宅と木材「伝統型構法の動的応答解析の試み」(丹呉明恭との共同執筆)2002年4月号
・「渡り腮構法の住宅のつくり方」(丹呉明恭との共同執筆)

■丹呉明恭さん
1947年東京生まれ。丹呉明恭建築設計事務所所長
1989年から秋田杉の産直システム「モクネット」に取り組む
1993年から山辺さんと伝統型木構造の解析と実践に取り組む
・「建築家山へ林業家街へ」(和田善行さんとの共著)1998年全国林業改良普及協会
・住宅建築【保存版】「伝統構法を検証する 徹底解析!! 渡り腮構法1〜3」2003年10月号〜2004年2月号(山辺豊彦構造設計事務所との共同執筆)
・「渡り腮構法の住宅のつくり方」


4)会場

■見学:クワバラ・パンぷキンデポ(会場案内図
住所:北埼玉郡騎西町大字鴻茎381-5

■講義:東洋大学工学部 2号棟 1階 2101号室
住所:埼玉県川越市鯨井2100 東洋大学川越キャンパス(会場案内図
教室は変更の可能性があるので、その場合にはホームページでお知らせしますので、チェックを怠りなく。
※大工塾に関連した施設を記したPDFファイル(520KB)です。


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