1.実大実験の結果と解析:山辺豊彦
12 月の実大仕口・継手の試験、1 月の実大耐力壁の試験のデータから、各試験体の構造特性を考えます。他の試験体のデータと比較しながら、構造システムの要素として、どのような特徴をもっているのかを知り、システムを組み立てる方法論を考えます。
2.渡り腮構法の耐震性能:山辺豊彦
渡り腮構法の住宅の時刻歴応答解析や限界耐力計算、東洋大学での実験住宅の引張り試験結果、実大試験体の試験結果等の比較と解析から、渡り腮構法の住宅の耐震性能を解説します。
「渡り腮構法の住宅のつくり方」第3 章と第5 章の解説
3.伏図軸組作成法:丹呉明恭
木構造を伏図と軸組図で考えてゆくことは、大工塾の基本方針です。これまでの木構造の講義を実践するために、実際に建てられた住宅をモデルに、伏図と軸組図の書き方を解説して、その作業の中から木構造のつくり方を考えます。
教科書「伏図軸組作成法」の解説
4.梁断面表の使い方:丹呉明恭
「梁断面表・基礎配筋表・標準施工法」を使用することによって、各部材の寸法を、構造計算にもとづいて決めることができます。断面表の使用条件、使用方法を解説します。
5.渡り腮構法の納まり:丹呉明恭
構造システムの要素としてとらえて、各仕口・継手の納まり、床組・小屋組みの納まり、耐力壁の納まり、基礎断面・配筋の決め方と納まりをどのように考えるのか、実例を見ながら解説します。
6.共同の論理:丹呉明恭
大工塾や設計塾、杢人の会のめざすことは、住宅づくりの共同です。その共同をどのように捉えるのか、どのように実践するのか、そこにどのような論理があるのか、考てみたいと思います。
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