1月の大工塾

1)日程

22日(土)

18:00〜18:30
18:40〜19:30
20:00〜

大工塾の説明:丹呉明恭
大工塾のあゆみと「杢人の会」について:丹呉明恭・杢人の会
懇親会

23日(日)

9:00〜10:50
11:00〜12:00
13:00〜14:00

木造住宅の状況と大工塾の姿勢:丹呉明恭
木造住宅の復権:植久哲男
木構造の変遷:山辺豊彦


2)講義内容

1.大工塾・杢人の会・木造設計塾のあゆみ

1998年から大工塾が始まり、その活動の中から2007年に杢人の会が誕生しました。
これらの活動の延長上で、昨年木造設計塾が始まりました。これらの一連の活動の経緯を概観して、大工塾が目指してきたことについて考えます。
同時に、大工塾・杢人の会・木造設計塾の連携とその連携のもとで何を目指すのか、について考えます。


2.木造住宅の状況と大工塾の姿勢

イ)木で住宅を造る意味を、広い経済活動の視点で考えます。
ロ)現在の日本の木造住宅の状況がどのようなものか、住宅生産・林業・ゴミの問題に焦点を当てて、データを見ながら考えます。その中から問題点を見つけて、住宅の造り手としてのあり方を考えます。


3.木造住宅の復権

住宅専門誌の編集の現場からみえた日本の木造住宅の流れを概観しながら、大工塾や杢人の会の運動がどのように位置づけられるのか、考えます。


4.木構造の変遷

木構造の考え方の変遷を辿りながら、大工塾の木構造に取組む姿勢を考えます。
どのような木構造を目指すのか、4月から始まる実大試験体の構造実験の目的等を考えます。


3)講師紹介

■丹呉明恭さん
1947年 東京生まれ。丹呉明恭建築設計事務所所長
1989年から秋田杉の産直システム「モクネット」に取り組む
1993年から山辺さんと伝統型木構造の解析と実践に取り組む
・「建築家山へ林業家街へ」(和田善行さんとの共著)1998年全国林業改良普及協会
・住宅建築【保存版】「伝統構法を検証する 徹底解析!! 渡り腮構法1〜3」2003年10月号〜2004年2月号(山辺豊彦構造設計事務所との共同執筆)
・「渡り腮構法の住宅のつくり方」(山辺豊彦との共同執筆)建築技術

■山辺豊彦さん
1946年 石川県生まれ。山辺構造設計事務所所長
1993年から丹呉明恭建築設計事務所と木構造の勉強会を行って、伝統型の木構造の力学的解析に取り組む。
・住宅建築「木構造の標準仕様づくり」1998年5月号〜2000年1月号(丹呉明恭建築設計事務所との共同連載)
・建築知識「ゼロから学ぶ『山辺の木構造』集中講座」2002年9月号〜12月号
・住宅と木材「伝統型構法の動的応答解析の試み」2002年4月号(丹呉明恭との共同執筆)
・「渡り腮構法の住宅のつくり方」(丹呉明恭との共同執筆)建築技術
・「ヤマベの木構造」(エクスナレッジ)

■植久哲男さん
1949年 栃木県生まれ。
1973年 芝浦工業大学建築学科卒業後、鹿島出版会入社(月刊誌「SD」編集部)。
1975年 建築思潮研究所入社し月刊誌「住宅建築」の編集に携わる。
1993年「住宅建築」編集長を経て、2006年建築思潮研究所退社。
現在 「住宅建築」編集顧問
   「チルチンびと」編集顧問


4)会場

大河原木材 資材置場(埼玉県飯能市小岩井259)


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