1.山の見学と講義:赤松徹生
北九州市森林組合の赤松徹生さんに、近くの山を案内していただいた後に、九州地方の林業の状況や今後の課題などについて、お話しいただきます。
山から木造住宅を見るという視点で考えたいと思います。
2.渡り腮構法の展開:丹呉明恭
渡り腮構法は、解析された一つの構造システムの理論の上で、多様な個別の住宅を設計しようとする姿勢です。一つの構造システムと多様な個別の住宅、この関係をどのように展開してきたのか、丹呉事務所で設計した住宅を概観しながら考えます。設計の創造性とは何か、がテーマです。
3.梁断面表の使い方:丹呉明恭
教科書の梁断面表を使うことによって、梁の寸法を構造的に明快に決めることができます。梁の断面を適切に決めることは、構造システムを考えてゆくときの基本中の基本です。梁断面表の使い方と軸組の考え方を解説します。
4.構造システムの納まり:丹呉明恭
梁断面表を使って梁の寸法を決め、伏図・軸組図の検討をベースにして進める設計方法は、大工塾で続けてきた実験と構造解析の上に成立しています。構造解析の上に成り立つ設計方法を実現するための技術、その納まりを、基礎・軸組み・床と屋根・壁と順に解説します。
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